<Edo komon KATAK"ATAができるまで>

3種類の伊勢型紙
錐市松 十草柄 錐亀甲 の文様を白生地に型付けしていきます。柄が斜めにならにように生地と平行に慎重に柄を合わせます。一つの柄が乾いてから次の柄へと柄を付けるためとても時間のかかる作業です。

ブルー、イエロー、鼠色の色作り。
原料は、米糠と餅米でできた糊に染料を混ぜて行きます。
ブルー、イエローの皮の色にぴったり合うよう何度も調節し鍋で色のついた生地を蒸していきます。蒸して洗って乾いてようやく色がわかります。思い通りの色になるまで何度も染料を足して練って蒸してを繰り返します。

地色ができると柄をつけた生地の上に色糊を均等に乗せます。ここで均等に生地に糊を乗せないとムラになります。

乾かないうちに蒸し箱に入れて100℃で約20分程蒸します。蒸す事で色が生地に定着します。

蒸し上がったら水洗場でよく糊を落とします。

水洗いし干場で乾かします。
ここでようやく綺麗に染まったかどうか確認が出来ます。

最後に柄にムラがないかなどのチェックをしムラの部分は筆で慎重に直し江戸小紋の生地の部分が染め上がります。たくさんの工程を経て江戸小紋の部分の生地が出来上がります。

染め上がった生地を国内の革の縫製職人の手によってこのバッグが生まれました。